みなさん、VENUS BELT(ビーナスベルト)という言葉を聞いたことがありますか?
日の出または日没時に、白っぽく、グレーっぽく、霞がかかったようなアッシュピンクの帯状のラインが空の低い位置に見られることがあります。
日の出または日没時、昼と夜の境界線にあたるたった20分くらいの時間にしか見ることができない、このピンク色のグラデーションの空のことを、美の女神であるVenus(ビーナス)の帯に例え、Venus Belt(ビーナスベルト)と呼ぶそうなのです。
機内で仕事をしていると、この美しい地球のクリエイションに何度も遭遇し、その度に時を忘れて目を奪われます。
飛行機から見る空の表情を眺める、たったそれだけのことでいつも「この仕事をしていてよかった」と心から思います。特に、悩みごとがあるときにはこの壮大な風景を見て「人間の悩みは何とちっぽけなんだろう。またがんばろう!」と元気をもらいます。
空といえば、抜けるような青空や、煌く星空を思い浮かべる人が多いと思うのですが、私はこの1日の中でたった数十分しか見ることができないアッシュピンク色の空が大好きです。
Venus Belt(ビーナスベルト)は、太陽と反対側の空に現れます。
太陽が水平線すれすれのところにいるとき、日の出の時間帯なら西の空に、日没の時間なら東の空に見ることができます。
ブルーからピンクへのグラデーションが、この世のものとは思えないほど美しい…
条件としては、空気が澄んでいる時。水平線上に雲がなければ澄み渡ったグラデーションを見ることができます。
こちらは夕焼けですが、太陽側で見られるピンクの空も本当に美しい。
太陽側では、Venus Belt(ビーナスベルト)よりもオレンジがかったピンクの空を見ることができます。夕焼けが出ると明日も晴れるということわざがありますが、子どもの頃に聞いたことわざは大人になってもずっと覚えているものですね。
実は、私の屋号である「aurinko(アウリンコ)」は、フィンランド語で「太陽」を意味しています。
初めて聞いたとき、その可愛い音に、たちまち「aurinko」が好きな言葉になりました。フィンランド語は可愛い音の言葉が多い言語です。
屋号を「aurinko」に決めたとき、太陽だから青をキーカラーにしようと思ったのですが何だかしっくりきませんでした。
太陽のように自分が輝く、というより、誰かを照らしたい想いの方が強くて。
そこで、太陽が生み出す空の表情で一番好きなもの、1日のうちたった数十分しか見ることのできないこの奇跡の時間のピンク色をサイトのカラーとして再現したいと考えたのです。
太陽が真逆の水平線ラインにいないと生み出せない、この心あたたまるアッシュピンクのカラー。
この奇跡の時間の空の色を、aurinko-webのメインカラーとしようと、自然と心が決まりました。
aurinko-webのコンセプトは
太陽のように人生の道標となるようなサイト制作をしたい
です。
太陽が、Venus Belt(ビーナスベルト)のような奇跡のクリエイションを生み出すように、aurinko-webはWeb制作を通して誰もが自分のなりたい色に染まれるようにお手伝いしたいと考えています。
進むべき道を照らしていくような存在でありたいと願っています。
アッシュピンクの空を見たら、aurinkoのことを思い出してもらえるように、あたたかみのあるWeb制作をしていきたいという想いを込めて、ここに記しておきます。