Webデザイナー専攻 主婦・ママクラス全国拡大記念イベント第二弾
私はわたしを生きていく。
専業主婦からママデザイナーへの道。
この日はスタジオに出勤していたので、リアルタイムで臨場感たっぷりのイベントを楽しみました。
トークセッションが、うんうんとうなずきたくなるようなことばかり!これから何か始めたいと考えているママさんにはぴったりのイベントでした。
地域新聞社『まま・ここっと』の鈴木さんをお招きして、デジハリを卒業してフリーランスWebデザイナーとしてお仕事する舩田さんと、デジハリでトレーナーをしている中村さん、そしてファシリテーターの清水さんとのトークセッションでした。
第1部 みなさんのストーリーを聞きたい!
どんな出来事が、みなさんを後押ししましたか?
専業主婦の状態から仕事をすると決めた時、何がみなさんの決断の後押しとなったのか?についてお話ししてくださいました。
鈴木さん
地域新聞社でバリバリ働いていた鈴木さん。でも、仕事の電話がかかってきたとき、2歳になるお子さんがその電話を嫌がったことがきっかけで、働き方を変える決心をしたそうです。
とはいえ自分が「働きたい!」というタイプの人間なので、会社をやめるという選択肢はなく、子育てしながらやれることを自分で考えて、働き方を会社に提案。それを叶えるためにどこまでなら自分ができるかを自己分析し、やれることとやれないことを整理して「これならできる!」という確信を持って動いたそうです。
全部自分でできないから、何かを手放さないといけない。一人でもできる仕事という方向に絞ることも大事。
と、自らの経験をベースにお話ししてくださいました。
舩田さん
舩田さんは、ご主人の転勤などで仕事をやめた後、長いこと専業主婦だったそうです。でも本来は働きたい思いが強い人間だとご自身を分析しています。お子さんが幼稚園に入ったことをきっかけに、「今やらないと変われない」と思い、デジタルハリウッドスタジオに入学したということです。
どのように入学を決めたのかを尋ねると
ここでチャレンジしないと後で後悔するな
という確信があったとのこと。新しいことに飛び込む不安より、チャレンジしないで後悔する確信が勝ったことで、未経験からWebデザインにチャレンジすることを決めたそう。
ご主人も、自分のキャリアのために舩田さん自身が仕事をやめざるを得なかった状況をよくわかっているので、入学を決めるときはご家族も舩田さんの決断を後押ししてくれたということでした。
中村さん
中村さんもご主人の海外転勤をきっかけに仕事をやめ、海外帯同したそうです。始めのうちは海外生活を送る好奇心が勝って楽しめていたけれど、しばらくすると、日々食事の献立しか考えていないことに気付いて、ふと立ち止まる瞬間があったそうです。海外生活をベースにブログを書いたり海外通販のサポートをしたり、自分の”好きなこと”がある程度わかっていた中で、本格的に学び始めるとやっぱり
これって、おもしろい!
と感じ、デジハリで知識を深めていったそうです。学び始めるとどんどんのめり込んでいった中村さん。自分の「好き」が発展していった結果が今につながっているということでした。
地域新聞社『まま・ここっと』誕生の思い
児童虐待をなくしたい
「子育てをしていると、虐待と紙一重の瞬間ってあると思います。」と鈴木さんは言います。
児童虐待なんて自分とは関係ないと思いたいのは山々ですが、子育てをしているとどうしてもうまくいかずフラストレーションがたまることだってあるはず。それを鈴木さんが迷いなくスッと発言してくれたことで、自分の負のサイドも隠さなくていいんだと感じることができて、救われる人も多いのではないでしょうか。(わたしはそのうちの一人です)
特に今、コロナ禍で子どもにだけ向き合っている状況になっているママは多いはず。なかなかママ友も作りづらく、誰かに相談する環境ができづらいママたちを救いたい!という思いが、『まま・ここっと』誕生の裏にあると知り、心動かされました。相談できる環境が身近にあれば、児童虐待だって減るはずです。
『まま・ここっと』が目指すものは「情報誌」というよりも「ママ友」。
ママ友のように、ママ目線で「これいいよ!」と紹介する感じで、誌面の内容が構成されていいるそうです。
よくある情報誌のように、ママの生活をキラキラさせてハードルを上げるのではなく、「こうしたら楽になるよ!」「こういう状態でもいいんだよ!」と、ママの生活を肯定してくれる、ダメな部分も受け入れてくれる、そんな寄り添う存在になることを目指しているそうです。
なぜそんな風に寄り添えるのかというと『まま・ここっと』は、まさにママの気持ちがわかるママだけで運営されているからです!運営の上で、ママデザイナーに支えられながら内容を作っていると語る鈴木さん。
私たちはデジハリでWebデザインを学んでいますが、「デザインの力ってすごいなと日々感じている」と語る鈴木さんを目の前にして、
私たちだからこそできるデザインがあるんだ!
という確信が持てて、とても嬉しくなりました。
『まま・ここっと』は、千葉県内の児童館やスーパーの袋詰めするところに置いてあり、どんどんエリアを広げているようです。わたしもいつか手に取って読んでみようと思います!
第2部 働き方を変えてみて、実際どうですか?
働くママたちのリアルトーク
実際にそれぞれの業界に飛び込んでみて、今どう感じているのかをお話しくださいました。
舩田さん
「在学中は勉強することばかりで大変だった!」と言っていました。家事が疎かになることももちろんあったそうです。でも、「自分が飛躍できた」と感じる瞬間があるので、やっぱりがむしゃらにやって良かったと思う、と舩田さんは語っていました。「在学中はその時にしかできないものをやろう。」と決心していて、実際に勉強していて楽しかったので、勉強中は多少家事育児が疎かになる生活スタイルでも苦にならなかったと言っていました。
中村さん
子育てしながら、保育園にも預けずに学びを始めたのでとても大変だったそうです。でも、今振り返るとデジハリで学んだ日々は充実していたと感じてる、と中村さんは話してくださいました。働く世界に飛び込んだことで、できないことは「できない」と認め、家事の仕組みを変えて、家族を巻き込んだり簡略化したりしていくことで、家族の協力も得ながらちょうどいいポイントを探りながら働いているそうです。
鈴木さん
復帰する時に、ご主人にアドバイスをたくさんして、こういう時どうするかイメージトレーニングをしたそうです。大変な時も「自分がやりたいこと」というのが根底にあるから頑張れていると言っていました。子どもが自分の「仕事」をだんだん理解しはじめて、『まま・ここっと』をの冊子を見つけた時に「これママが作ってるんだよ!」と言ってくれるようになったのがとても嬉しい、と言っていました。
ファシリテーター清水さんの体験談
新たなことを始めるのはとてもエネルギーが要るし大変です。でも、その大変さを
- 小さなご褒美を自分に用意する
- 家族を巻き込んでいく
ことで、楽しみに変えていくことも続けるコツのひとつ。
こんな小さな工夫や意識の変化で、不思議と「大変」が「楽しい」に変わっていくから不思議です!
仕事と母親業の両立はどうしているの?
主婦ママが仕事をするときのコツをいくつか挙げてくださいました。
- 決まった仕事以外は時間を柔軟にできるものを選ぶ
- ママで育児中であることを理解してくれる人と仕事をする
- 仕事を詰めすぎずに余白を残す
- 子どもがいない時間だけ仕事をし、いる時間は仕事をしない
- 土日は家族時間を大事にして仕事をしないと決めている
仕事を開始して、はじめはもちろんうまくいくことばかりではなくて、失敗もしてきたからこそ、今のスタイルになっているとみんな話していました。
鈴木さんが「母親業って曖昧だと思う。意外に家事の部分が大きいのかな?家事はわたしじゃなくてもいいので、家事は家電に頼る。育児はママじゃないとダメなことも多いから、そこは削らず、それ以外のところを手放していく。工夫次第でなんとかなる。」とアドバイスしてくれました。
何かを新しく始めるとき、「完璧にやらなければいけない」という呪縛からは早めに解放されましょう。それは、自分が自分の首を絞めるようなものです。
できないこと。・やらなくてもいいことを手放していく
これは本当に、仕事と育児を両立する上で、ものすごく大事なしてんだなと思いました。
まとめ
イベントは本当にラジオを聴いているかのような心地よさで、他愛もない話から子育て世代のママを後押しするような話まで幅広かったです。
やっぱり、「子育て」を共通点にして「仕事」を試行錯誤して頑張るママは、はじめましてでも昔から知っている戦友のように感じて、話すだけでエネルギーをもらえて自分も頑張ろうという気分になりますね。
働きたい気持ちがあったら。子育ての世界だけに閉じこもらずにアンテナを張って、興味があればそういった環境に自ら飛び込んでみることが、小さくても大きな一歩だなと感じました。環境に身を置くことだけで見えてくることもあります。
動かないと何も変わらない、まずはやってみる!
と、舩田さんが最後に言っていたのがとても印象的でした。
素敵なイベントでした!
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